栗田先生が来てくださると決まってから、僕は失礼がないか心配で眠れなかった。
「恩師を招くにしては食事会場がぼろくない?」
「スナックへくりせんお連れするのまずくない?以前同様のことをして、ブランガン先生に怒られたで」
「磨美ちゃんとの懇親会に、恩師を呼んでいいの?」etc
いつになくメンバーの不協和音が耳について。
けれどその心配は僕の思い過ごしでした。一生懸命もてなしたのは、僕らよりも、くりせんのほうでした。くりせん式教育法、見守り・ほめ・信じ・尊敬し、そしてくりせんのほうから、分かち合ってくださった。
場末のスナック。教師生活で声帯を痛め歌えない。かわりに練習してきたオカリナで、3曲奏でられた。先生の「堕胎反対」のプレシャスフィートのネクタイピン。タイガースの福岡バージョンのユニフォームも、その思いもかたりながら、僕たちにくださった。
そう4回は講義のために、お喋り禁止タイムがあったね。「FAMILY」謎の文字の解説も面白かった。
昔と変わらないくりせん劇場に、六甲の頃、先生が好きだった生徒も、ちょっと苦手だった生徒も、最後はすっかり、くりせんファンになったのではないですか。
最初素直になれなくて、すねていたこもりんも、2次会のカラオケではセンタープレイヤーを務めした。せんせ・はやっしーも良く盛り上げました。げんむしくんは自然体、くりせんの話し相手の主人公をした。しかし準主役のけーたんがあかん。試験で全力投球してしまい、疲れ果ててお酒も飲めない状態でした。
最後にスナックのアイドル磨美ちゃん。きみはほんと頭のいい役に立つ女性です。ありがとうさん。
最後に、今回くりせんから頂いたものを、今度は周りに与えられるよう!生活していきましょう。
はーちゃん。