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新刊書籍紹介「いのち果てるとも(申命記・下)」
「いのち果てるとも(申命記・下)」
著者 大頭眞一(36期)
出版社 ヨベル
価格 1,100円+税
内容(帯の記載)
嗚呼、かくも人間臭い神さまと共に、世界の破れを繕っていけ、だなんて! 神に愛されていないのでは…と悩み苦しむ現代人に向かって「私もあなたに愛してほしい」と、妬むまでに懇願する聖書の神を指し示してきたパスター・オオズ。人一倍の渇愛ボクシだからこそ(?)感得できた申命記の〈読み〉も最終章へ! 全8巻完結!
(大頭眞一記)
2023年度 六甲学院山岳会総会報告
六甲学院山岳会(山岳部OB会)の総会を10月29日に開催しました。参加者は12期から34期までの12名。
まず、長峰墓地で2002年12月3日に帰天された故阪上秀太郎先生(1期、オッサン)を追悼しました。六甲教会の中村神父さま(15期山岳部)の司式で、厳かに故人の安らかな眠りを祈ったのち、在りし日の思い出を語り合い、会員の近況を報告しました。
次いで、席を阪急六甲駅近くの「愛蓮」に移し、総会・懇親会を実施。30期塩村会長が夏の立山など本年度の山行を総括し、「来年も引き続き山でお会いしたい」と力強く挨拶。28期中家氏は会計報告で、総会や懇親会の際にいただく寄付などで滞りなく会の運営が出来ていることに謝意を表しました。
コロナ禍のもと、会食は野外でのバーベキューやすき焼きが続いていましたが、今回は久しぶりの屋内。有志による早池峰山などの東北山行が紹介されたほか、12期小島氏による同期藤原氏の追悼、31期須藤33期今井両氏を偲ぶ会の報告を行い、あっという間に時間になりました。
街中での開催は、山岳部らしい野趣には欠けるものの、高齢化が進むなか、集まりやすさという点では悪くない、というのが幹事としての感想です。登ること・歩くこと中心から、ヤマメシなどに関心の幅を広げ、来年も会の健在ぶりをご報告します。
(34期 佐藤俊介記)
伯友会ジュニア2023年度第3回開催!
日時:2023年11月2日(木)18時半~
会場:灘寿司(阪急岡本駅近く・48期上野さんのお店)
参加者(敬称略):48期上野(大将)、50期東田・山本(浩)・青田・藤枝・藤原(一瞬)、52期井原、56期小松原、58期石原、59期金、60期室井(写真撮影後参加)、65期中上(期間違いあったらすみません) 計12名
昨日は伯友会ジュニア第3回目を伯友会ジュニア幹事の東田君の呼び掛けのもと、合計12名の最近で一番多い会になりました。
灘寿司の店内に、我々声がデカい系おじさんとお兄さんの声が響き渡っており、改めて六甲卒業生のキャラの濃さを痛感しました。上野先輩、常連のお客様のご迷惑となり、申し訳ございません(-_-;)
みんなそれぞれ言いたいことを言い合い、和気あいあいと、美味しいお寿司とお酒を頂きながら、気を使うことなく、やりたい放題やっていた感じです。
最後の方に初対面だったのですが室井君が参加されて、一層キャラの濃さを増した会場になりました。分厚すぎるアタッシュケースとオールバックの風貌が印象深かったです。
初対面の人達も多かったと思いますが、1分もすれば前々から友達だったかのような、そんな関係を瞬時に構築できる六甲という学校の持つ力はすさまじいと改めて感じた次第です。
伯友会ジュニアは50歳までというゆるいルールがあるので、50期のおじさん達は今年度限りであるわけですが、この集まりの存続を確信できるよう、今年度残すところあと5ヶ月で3回位はやるのではないでしょうか??
懇親会は56期の方々が幹事期としてイベント成功に向けて頑張って欲しいですし、我々も出来るだけ集客や必要かわからない情報を享受しますので、2024/4/14の懇親会を盛り上げましょう。
そろそろ57期、58期の方々に六甲OB達の出会いのすばらしさを受け継いでいきたいので、特に57期・58期の方々、ご参加をお待ちしております!
ゆるい会ですので、六甲OBのU50のみなさま、気軽にご参加いただき是非盛り上がりましょう!
(文責 50期 藤枝)
14期同期会開催
長らく中断していた同期会を、伯友会ご協力を得て4年ぶりに開催しました。
日時:10月25日(水)13時~
場所:ビストロプレザン 神戸市中央区中山手通り YR中山手ビル2F
出席者:正岡、糸原、三科、花木、橋本、五十嵐、川田、山田、菊井、可児、高田、満野、元川(13名)
85歳前後の年齢にもかかわらず関東から、また四国松山からも出席願い、総勢13名となりました。
世話人として感謝感激です。
美味しいイタリア料理を食しながら、三科君の司会進行で出席者各位に近況を
語ってもらいました。このような楽しい会を計画してもらうならできるだけ
出席したいという意見も多く、同期会を引き続き開催してゆくこととなり
再会を約して散会しました。 (川田英之 記)
13期同期会短信
開催日時 2023年10月16日(月)午後1時~
開催場所 三宮 西村屋 (和味旬彩)
参加者 五百旗頭邦夫 小川 昇 久島環六 河野定男 塩野文三
清水宏計 角田嘉宏 瀧本重利 田嶋 薫 友藤順義
中野良夫 中村圭佑 樋上 實 古市 守 三池 隆
村上則一 森田光一 山崎暢郎 余田光男 (以上19名)
秋晴れの日差しに恵まれた10月16日、4年4ヶ月振りに同期会開催の
機会を得ました。
予期せぬコロナ禍により低姿勢の日常を強いられた、私達高齢者にとっては
少なからず厳しかった日々を乗り越えて、この日19名のクラスメートが元気に
集まってくれました。
関東方面から参加した4名の級友達に配慮して午後1時に開宴、3時半頃まで
4年余の空白を埋めるかの様に、大いに飲み、大いに語り合いました。
パンデミックによる雌伏期間に味わった精神的な不安定感や運動不足は、皆同様ですが、この間に習い事の機会を増やしたり、パソコンのスキルを向上させたりと、その功罪は人さまざまな様です。
欠席者の近況報告の中に秀逸な一句がありましたのでご披露しておきます。
「干からびて 家にこもれる老人の 目にはまぶしき 夏の日の富士」
( 東京都福生市在住、 八木下裕君 )
参加者のご家族のお気持ちを考えて、「足元の明るい内に」と今回から夜の
開催を止めて昼間の会合としましたが、「こんなに早く終わって、これから夜の店が開くまでどうやって時間をつぶしたらいい、幹事さん」などとぐずる不良老人もおり少々手を焼きました。
結局複数の幹事が夜の二次会まで付き合わされる羽目になりました。
なお、浅沼前幹事の退任によりこの度年齢を考慮の上、幹事定数枠一杯の4名の新幹事を指名しました。
角田嘉宏(留任) 友藤順義(再任。前回平成4年迄在任)
森田光一(新任) 中野良夫(再任。前回平成14年迄在任)
四人で一人前といった所です。 よろしくお願いいたします。
2023年10月23日
(文責 中野)
ロサンゼルス懇親会の報告
開催日:
2023年10月7日
場所:
Sea Empress Seafood Restaurant(ロサンゼルス郊外ガーデナ市)
参加者:
左から(敬称略)42期 森下秀明 76期 安田航一朗 60期 高端恭輔 43期 小幡成雄 29期 岡田健一 15期 藤野秀樹 41期 牧野明久 35期 陳敏生
高端さんと安田さんが、日本から来られたので、歓迎会を兼ねて、懇親会を行いました。今回は特別に小幡さんも出張の合間に参加されました。コロナ終了後の初の対面懇親会となりました。
カリフォルニアにはアメリカ生活が長い、経験豊かな卒業生がたくさんいます。留学、駐在、旅行等でアメリカに来られる際は、是非お知らせください。歓迎会をさせていただきます。
連絡先: morishita@mmsystems.com 森下
武田忠記氏追悼ミサのお知らせ
六甲で長年英語を教えられていた旧職員の武田忠記氏の追悼ミサが下記のとおり行われます。
ご参列ください。
日時:10月8日(日)16時
場所:六甲教会
2024年伯友会懇親会 実行委員決定!!
2024年懇親会は56期のみなさんが幹事となり開催されます。
2024年懇親会は下記の通りです。
日時:2024/4/14(日) ※時間は追って別途お知らせします。
場所:神戸ポートピアホテル ※詳細は追って別途お知らせします。
また、懇親会の実行委員会メンバーが決定しました。
メンバーは下記の通りです。
代表:小松原 崇史(こまつばら たかふみ)
企画:寺川貴也(てらかわたかや)、桑田隆行(くわたたかゆき)、北野晃裕(きたのあきひろ)
会計:椋野宏保(むくのひろやす)
会場:甲斐健盛(かいけんじょう)
広報:大崎広貴(おおさきひろき)
関東:松尾浩順(まつおひろむね)
みなさま是非来年4/14は懇親会でお会いしましょう!
「ロバート・フリン ーあるカトリック神父の足跡ー」を掲載
六甲伯友会の歴史資料集に「ロバート・フリン ーあるカトリック神父の足跡ー」を、【恩師・回想・追悼等】に追加しました。
宗清裕之(33期)著「スタジオが燃えている」書籍紹介
同期(33期)の最も尊敬する親友の一人に宗清裕之がいる。あいうえお順で名前が近いので中一のクラスで席が近く、オリエンテーションの初日から仲良くなった。中学時代から洋楽好きで、シルヴィ・バルタンに恋をしたかと思えばいつの間にかシカゴやディープ・パープルにはまっていったハードロック大好き少年。心優しく誰からも好かれるオチャラケの人気者だった。学校に内緒でよく大阪フェスティバルホールや厚生年金会館にも出かけて行っていたようだ。高校時代組んでいたバンドではキーボードを奏でたが、ドラム・ギター・ベースも器用にこなした(本人は否定しているが)。彼のロック愛は冷めることなく、早稲田大学卒業後当然の如く(と私は思っていた)レコード会社に就職した。新人時代は確か当時の人気アイドル河合奈保子の担当プロモーターで、正直とても羨ましかったのを思い出す。転職先のレコード会社では演歌の大御所にも可愛がられた。しかし彼が本当に愛した音楽はやはりハードロックだった。社会人としてのファーストステージ五千日をかけて日陰的存在だった日本のロックシーンを制作現場から支え、牽引し続けた。
そんな宗清が回顧録を出した。題して『スタジオが燃えている』。言わずと知れたイエローモンキーの名曲「太陽が燃えている」をオマージュしたタイトルだ。日本コロムビア時代の活躍を中心とする330ページに及ぶ大作。彼の音楽人生前半の集大成。生い立ちから六甲・早稲田の学生時代、販売プロモーターから制作ディレクター・プロデューサーへ、言うことを聞かないアーティスト達、業界での様々な葛藤等々を赤裸々に綴った酒と汗と涙のストーリー。よく泣く男である。
彼が苦楽を共にし育て上げた代表的なアーティストは、ラウドネス、レッドウォーリアーズ、イエローモンキーといった面々。40代50代のロックファンなら誰もがご存じの筈。ロックに馴染みのない方でもバラエティー番組によく出演しているダイヤモンドユカイがレッドウォーリアーズのリードヴォーカルと聞けばお分かりになるだろう。イエローモンキーは数年前に紅白歌合戦にも出演している。俳優及川光博をロック歌手にしたのも宗清だ。
常に理想を求めたがるアーティスト達と、利益追求を宿命とするレコード会社との板挟みに喘ぎ続けたが、一貫していたのはバンドメンバーの一員になって仲間を理解し苦楽を共にしようと懸命にもがく姿だ。
この本に記されている、LAでのイギリス人プロデューサーの録音手法に対する驚き・戸惑い・反発、しかしまたそこから世界の最先端技術を必死に吸収する貪欲さ、そして「レコーディングを通してバンドは上手くなる」という信念、「日本語の曲を聴く人にとって、最後に行きつくところは歌詞だ」というこだわり、「過去の音楽へのリスペクト」も強く心に残る。
解散したり移籍していくアーティスト達との別れ・虚しさ・わだかまり・責任・後悔は読んでいて切ない。しかし彼の心底に流れるものは去り行く一人一人へのシンパシーと、共に成長していこうという願いだ。そこには六甲時代から少しも変わっていない宗清がいた。だから彼らはたとえ袂を分けた後でも宗清の下に集まってくる。生きる世界は違うが私もその一人でありたいと願う。
この本は今まで宗清裕之に関わってきた音楽人たちへのオマージュに溢れた一冊だ。
(33期 山口明彦 記)