<フリン先生を偲ぶ会 六甲学院別館開催第6回>

開催日:2023年7月22日
17期、29期、35期、50期の総勢22名ご参加頂きました。
六甲学院別館の聖堂にて35期酒井副司教様、英神父様の司式で御ミサを出来た事は幸せでした。
コロナ下で永く集まる事が出来ませんでしたが、ようやく開催に漕ぎ着けました。
自然発生的に産まれたこの会が自主的な多くの幹事様達によって運営されている事にフリン先生の導きを感じます。
次のフリン先生を偲ぶ会は
2024年 2月 4日(日曜日) 11:00
四ツ谷 イグナチオ教会 地下クリプタ にて
井上 潔 神父様に御ミサの司式をして頂きます。

関東地区代表
幹事は23期大谷様
夜の宴会の部の幹事は35期津吉様

(29期藤井則雄)

伯友会ジュニア連続2回開催!

2023年度 第1回目 6/14 伯友会ジュニア@三宮

伯友会ジュニア第1回目は三宮のお好み焼き「てつ」にて開催しました。

49期小林紀方先輩、50期青田・大谷・東田・善野・山本・藤枝の参加で、

2次会からは59期金君も参加いただき、昔ばなしから六甲OBによる在校生サポート(修学旅行・海外研修・国内での職場訪問研修)の話、男の子を持つ親たちは最近の中学受験事情の話、我々にとっての六甲とは?等々話は尽きず、2次会につながっていきました。後ろ髪引かれる思いで終電に飛び乗りました。

伯友会ジュニアという歳でも無くなりつつあり、間もなく50歳という年齢で伯友会ジュニアを任されているのですが、後輩をもっと呼び込まないといけないねと、まじめに反省する場面もあったおじさん達でありました;

 

2023年度 第2回目 7/8(土) 伯友会ジュニア@水道筋

本日は六甲伯友会幹事会でありました。その裏時間からこの伯友会ジュニア第2回は宴が始まっておりました。幹事会出席組の中には坂を駆け下り宴に参加しました。

場所は阪急王子公園駅から徒歩10分くらいの水道筋のど真ん中、「エニシバ」というイタリアンバルという感じのコンパクトなお店でした。そこにおっさんの団体様が所狭しに座り、熱い話をしておりました。

オテルド摩耶の総料理長のお店というだけあって、出てくるお料理はどれも非常においしく、おっさんたちにはもったいないお料理の数々でした。

ちょっと見つけにくい所ですが、一度足を運ばれてはいかがでしょうか?

上記の人数以下でないと入れませんが;

さて、参加者はと言いますと、再びのご参加49期小林紀方先輩、50期藤原・青田・山本・梶木・藤枝、55期水口君、56期小松原君・寺川君・椋野君、66期荒木君も参加してくれて、久々に伯友会ジュニア的な感じで若さを感じました。

これだけ人数がいるとそれぞれ3人4人ずつでの会話になり、メインは来年の56期幹事の懇親会の話題でした。50期はすぐ六甲大祭りのときは。。。というのが口癖なのできついところもあったと思いますが、先輩としてはフレッシュな後輩に失敗して欲しくないという老婆心というか爺心で一杯、後輩本人たちは何とかなるだろうという感じを思っている、そんな絵面ではなかったかと思います。来年はポートピアホテルでの開催ということで幹事たちへの負担は軽くなるのかなと思われます。ただ、何かとお節介焼きの先輩としては、何かやってあげたくなる、そんな一幕でした。おいしい料理に楽しい話に先輩後輩と一つの目標に向かって何かをやって行く、こんな幸せなひとときがあるでしょうか。次の代は57期、58期・・・その辺りまで徐々に加わって欲しいと願う、ぎりぎり伯友会ジュニアの一六甲OBの願いであります。

 

さぁ、第1回・第2回と連続して開催しまして、第3回の日程が気になる所でございます。またぎりぎり伯友会ジュニアの50期中心に、近々開催したいということで、お楽しみにして下さい!是非ご参加ください! (山本・藤枝記)

2023年度18期会報告

18期会報告

 

「カタツムリが長い旅をして、ナメクジになって帰ってきた。」

 

4年振りに18期同窓会を開催しました。齢も80歳を迎え多数がいわゆる「80歳の壁」をさまざまな形で実感する時期になりました。互いの生きざまを確認し、励まし会う機会を持ち、対面の重要さ、尊さを改めて確認する暖かい雰囲気に浸ることができました。

筆者は昔中国北京での生活のなかで、「以心伝心」は、日本語であり中国には同様の意味する言葉が無く、強いて探せば中国では「以心換心」というものがあると友人に教えて貰ったことがありましたが、今回の会ほど、六甲で育った友人相互の「心」でもって「心」を理解しあえることを痛感し、中国でいう「相手の心を変える」といった中華思想とは相容れないものであることを実感した次第であります。

卒業して60年余りの中で、それぞれが学び、達成、実践して来た大きな果実が、今正にお互いを思いやる美しきものに熟成した感をもちました。冒頭にあげた「カタツムリが旅をしてナメクジになって帰って来た」者の会話の美酒に酔った気分でありました。

今回の参集者は遠方の東京から2人、中部美濃から1人を含め20人でした。仏界の大僧正(緋の衣)から、俗界で未だ実業に携わっている仲間たち、虚業界からは、徘徊ならぬ俳諧で実力を上げ表彰を受けた(角川の大歳時記/春の部に作品掲載)という文化人、相変わらずの酒豪、杖が手離せないが口だけは達者な強者、血液透析の合間をぬって出席してくれた仲間と多士済々でした。話題もスコープ広く、墓の相談から相続税低減方策等年齢相応で盛り上がりましたが、宴会も2時間半に及びまだまだ語りつくせないながら来年の再会を約束して散会となりました。    (船井記)

緊急OB講演会報告  外務省・在ジブチ大使館医務官・参事官 後藤浩也氏(46期)

  

 

「医師として、外交官として、海外で働く ~六甲中学・高校で学んでおいてよかったこと もっと勉強しておけばよかったこと~」

7月11日(火)、期末試験の答案返却授業後、全校生がザビエル記念講堂に集まりました。壇上には46期卒業生の後藤浩也氏。自衛隊で医官として活躍され、現在は外務省医務官として在ジブチ大使館で勤務。今春、スーダンからの邦人待避に際して、健康管理・調整活動に携わりました。このときの報道映像に後藤さんが登場したことがきっかけとなり、緊急講演会が企画されました。

後藤さんの夢は医師と外交官でした。通常、このふたつは全く違う職種と思われますが、現在後藤さんは外交官パスポートを持つ医師として活躍しています。後藤さんの夢はどのようにして実現したのでしょうか。

後藤さんは東大をめざすも失敗、防衛医大を経て、医官として自衛隊に入隊。アメリカに派遣されて医師として研鑽を積むとともに、米軍司令部でも勤務しました。2010年のハイチ地震に際しては、南部マイアミで、自衛隊緊急援助隊の連絡調整にあたり、翌2011年の東日本大震災では、米軍による「トモダチ作戦」受入れに際し、調整役を務めました。そして2022年外務省に移り、在ジブチ大使館医務官として現在に至ります。このような後藤さんの経歴をみると、豊富な海外経験や対外調整活動の実績が、二兎を追う夢の実現につながったといえるでしょう。

ジブチは海外で自衛隊の拠点がある唯一の国ですが、他に数カ国の軍隊が駐屯し、共同で海賊対処行動を行っています。海賊といっても、漁船のような小舟で航行する巨大なタンカーに乗り付け、乗組員を人質にとって身代金を手に入れることが目的で、通常流血の惨事にはならないそうです。各国の軍隊の役目は、海賊船がタンカーに近づかないよう、空と海から監視することです。

外務省医務官としての後藤さんの仕事は、医務室での勤務(医療活動)、現地の医療事情把握(各国軍の医療関係者との情報交換や、近年拡大しているマラリアに関する情報収集など)、邦人保護(コロナの重症患者のチャーター機による搬送)です。これらの仕事すべてに、医療知識とコミュニケーション能力が必要だと、後藤さんは語ります。そしてその基礎を作ったのは、六甲の学びだったというのです。

まず六甲がカトリックのミッションスクールであること。海外では宗教色を帯びた儀式に参列する機会があるけれども、その際に相手の気分を害さない配慮ができることは、立派なコミュニケーション能力であり、六甲でのミサ経験が役に立ったそうです。また古文・漢文は異文化理解に役立ち、現代国語や数学は論理的思考につながったとのこと。化学の知識は、後藤さんの専門である眼科で役立ち、六甲であまり勉強しなかった物理も、光学器機を理解するために、学び直したそうです。また英語、特に文法の知識は、現在のフランス語学習に大いに役立っており、地学の知識は、ジブチの風土(アフリカ大地溝帯や塩湖など)の理解に資するところが大きかった・・・。六甲の学びが、後藤さんにとっていかに有用で大事なものだったかを強調なさいました。そしてみなさんも六甲でよく学び夢を実現してほしいと、後輩たちにエールを送ってくださいました。

これほど興味深い講演会は初めてだと、終了後の交流会に駆けつけた生徒がいました。大きな身体と大きな声で、気さくに後輩たちに語りかける後藤さんの姿は大変印象的で、後藤さんの背中を追って、医療や外交の道に進む生徒が現れるかもしれません。

 

(40期 山岸禎一)

2023年度  六甲伯友会 関東支部懇親会 開催されました

■関東懇親会概要
 2023年7月1日(土)
 会  場 : 上智学院
 ①令和塾 : 13:00~14:00  12号館 102教室
   講師 金田 賢哉 氏(62期) 本郷飛行機株式会社 代表取締役
  『ウワサのドローン最前線』
 ②懇親会 : 14:30~16:30  11号館 ラウンジ
  食事、アルコール提供あり
  会  費:5,000円(ただし、70期以下2,000円、学生無料)
■参加者
 懇親会 83名
 【来賓】
  上智学院 1名  栄光学園 2名  広島学院 1名
  六甲中学高等学校 高橋校長
 【伯友会員 (敬称略)】
  13期 三池
  18期 吉川
  20期 辻
  23期 大谷 西林 森  柳瀬 山南 山内
  25期 辻
  27期 赤松
  28期 岩崎 菅田
  29期 藤井
  30期 木下 塩村 寺井 房
  31期 宗近 早瀬
  33期 木村
  35期 加門 津吉
  39期 秋山 樋口
  40期 広橋
  41期 藤本
  42期 藤原
  43期 井上 浮田 志立 山本
  44期 北島 藤田 山神 渡辺
  49期 五百旗頭  金田 平池
  50期 川原 白川 善野
  51期 岡  島田 田崎
  53期 柿原 田口
  54期 鈴木
  55期 戸田 小倉 迫  奥田 横山 羽野 長田 竹内 豊 末松 水口
     森田 宮沢 大内 福田 尾崎
  56期 松尾
  57期 武田
  58期 石原
  61期 萩本
  62期 金田 山口
  66期 丹山
  71期 伊藤 高崎
  76期 鈴木
  79期 折中 長田 中本 山本

31期同期会だより

2016年10月発行の伯友No.69掲載の同期会だよりにて、我々31期還暦同期会の報告をさせていただきました。その中でご紹介した同期会「31CLUB」は「Club31」と名を替え、またコロナ禍のために何度か中断したこともありましたが、その後も随時開催され続けております。

なお誰の発案なのか、開催日は期の数字に合わせて基本31日に開催と決めております。即ち1年間に7回の開催予定となりますが、12月31日だけは諸般の都合によりありません。

今ではゴルフ好きが集まって「ゴルフClub31」、山歩きを好む有志にて「伯母野山Club31」など、飲んでおしゃべりだけ以外の有志による会も発足し、時には奥様もゴルフに同行など、それぞれ順調に活動を広めております。

さてコロナ禍が落ち着いて来たタイミングなので、いよいよ六甲卒業50周年記念31期同期会の実行委員会が、関東在住メンバーを中心とした有志にて立ち上がりました。早速来年9月14日(土)開催に向けて始動したのを皆様にご報告がてら、しばらく途切れていた同期会「Club31」から5件分のご報告をします。(31期 板倉 徹)

 

1.開催日: 2022年11月1日(月)

場 所: 三宮「肝胆亭」

肝胆亭・オフィシャルサイト (kantan-tei.jp)

参加者: 種田 大竹 苅田 古志 小見山 阪本 杉江

立石 筒井 林 藤本 山本博 板倉 13名

 

コロナ禍明けでしばらく途切れていた上に、会場を梅田から三宮へ変更して初めての開催で、数名迷子になって遅刻にはなりましたが、13名の参加でした。神戸酒心館福寿の「純米大吟醸 麗峰 六甲」という我々に相応しい名の美酒を古志君が差し入れてくれたこともあって、最後は全員立ち上がっての校歌斉唱となり、久しぶりに大変盛り上がりました。

 

2.開催日: 2023年1月31日(火)

場 所: 三宮「肝胆亭」

参加者: 種田 小見山 阪本 杉江 立石 筒井 信川

長谷川 林 藤本 山本博 板倉 12名

コロナ禍の収束状況をろくに考えもせず盛り上がり過ぎた前回の反省で、あまりはしゃぎ過ぎないようにと努めました。また4月23日開催の伯友会総会・懇親会の出席の勧誘に、幹事担当の55期のお二人が宴会冒頭に参加されました。

お二人の説明と意気込みに感動した我々31期の面々は、「まず今日参加の12名は必ず参加!?」との確約をしました。

現に伯友会総会当日では、幹事の55期生の26名に次ぐ11名と参加者数は第2位でした。

さて今回はおとなしい会でした。

 

3.開催日: 2023年3月31日(金)

コース: 阪急岡本駅→保久良神社→金鳥山→本庄山→

風吹岩→荒地山→なかみ山→風吹岩→

万物相高座の滝→JR甲南山手駅→森温泉

参加者: 伯母野山Club31(山歩きの会)

種田 大歳 北野 杉江 森本 5名

今回の山歩きの会は、夕方からの飲み会に合流すべく、これに合わせた日程で計画されました。お花見も兼ねて保久良神社から、金鳥山〜風吹岩〜荒地山〜風吹岩〜高座ノ滝という初めて参加されるメンバーにも配慮した一般的なプランです(でした)。
残念ながら新規の参加者は今回は不参加となり、参加者は常連の5人。その結果?夜の会までの時間調整も兼ねて?万物相にも…、最後は地獄谷まで…

 

4.開催日: 2023年3月31日(金)

場 所: 三宮「肝胆亭」

参加者: 種田 大竹 大歳 北野 古志 小見山 阪本

杉江 立石 長谷川 林 板倉 12名

山歩きの会のメンバーと通常の飲み会のメンバーと、会場に合流して開催されました。

季節は春めいて来て、なんかウキウキした気分で、みんな楽しい時間を過ごしました。

 

 

5.開催日: 2023年5月31日(水)

場 所: 三宮「肝胆亭」

参加者: 種田 北野 古志 小見山 阪本 杉江

筒井 林 三宅 山本 10名

いつものように話が盛り上がって、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。翌日ゴルフの予定の入っている人も居たようで、二次会は行かずに体調管理したそうな。

(大歳和法、小見山洋一、板倉 徹 記)

「30期生卒業50周年記念同窓会」顛末記

朝六甲学院にて

 

 

 

「1日経ったが、みんなで合唱した『港神戸に雨が降る』が耳について離れない」(山崎談)

そもそも昨秋、コロナ禍の中で記念同窓会の開催時期の話をした時に、塩村が「はよやりたいな。もう会えない奴がおるかもしれん。エエ同窓会やりたいな」と漏らした。それが妙に頭に残り、「よし、それなら盛大にやってやる!」と一人心に思ったのが始まりだ。

関西の実行委員をかため、何度か東京とZOOM会議を開いた。岩佐と図って名簿を片っ端から確認し、生き残り160人中130人を超えるメールリストを作り、年明けとともに始動。塩村の提案で遠方から来るもののため「六甲学院見学」を古泉(元校長)に依頼。3月から呼びかけが始まった。北海道から九州、ニューヨーク、シンガポール、出欠の確認とパンフに載せる近況を集めていった。福井に依頼し、素晴らしいDVDもできた。松浦、尾崎神父(30期には2人も神父がいる!)に無理言って会場でミサをやってもらうことになった。90歳を超える山下先生、平井先生も喜んで招待に応じてくださった。圧巻は本田先生の歌う「港神戸に雨が降る」の動画だった。

5月28日(日)、奇しくもコロナ禍から久々に再開された神戸祭りと同じ日。午前に、30余名が六甲学院を見学、古泉、金田によって新校舎内を案内され、久々の庭園、小聖堂に立ち寄り、懐かしの風に思い出を楽しんだ。その正午、78名が神戸駅南の会場に集合した。

まず松浦、尾崎神父の司式で逝去された先生方、同期13名のためのミサが行われる。ピアノ村田真澄、サキソフォン中田正一郎の伴奏で「六年の春秋」の歌とともに献花が行われる。「讃歌」で閉式、神父を囲んで写真の後、いよいよ開幕。司会高橋が緊張する。

30期会会長古泉の挨拶、山下、平井先生から言葉を頂き、塩村が相変わらぬ毒舌の後「乾杯」。広い会場もこれだけ入るとほぼ満杯。本当に50年ぶりの奴もいて、しかも変わり果てた頭、体形に高橋提案の胸の名札がなければ分からないほどの状態で、それでも話が弾む。会場のそこここに数名の塊ができてはまた次の塊ができる。思い出話、現在の仕事、家族・・・人生の様々な体験の話をまるで昨日別れた友のように話し合う。

ここで福井が作ってくれたDVD「30期50周年の集い」が始まる。騒がしい場内が一変して静かになる。在校中の思い出、今は亡き先生方、友人とのさまざまな活動、卒業後の同窓会の場面の数々・・・「夢多き日のあこがれよ 希望果てなき心もて」(六年の春秋3)

またしばし後、本田先生がこの同窓会のために送ってくださった動画が始まる。高齢でかすれた声ながら、「港神戸に雨が降る」を歌われたものだ。30期の感動がピークに達する。

動画放映の後本田先生に贈り返そうと、寺井指揮のもと全員でこの歌を合唱する。みんな60代最後になっているというのに「大声で、元気よく」(よく本田先生から言われたものだ)合唱する。涙ぐむものもいる。

会場に展示されていた上沼先生のデッサンが、瞬く間に売れていく。1点に何人かが殺到すると清水が半ば恣意的にさばいていく。蔭山、太田から昔の仲間のことが報告される。

いよいよ締めくくりは「六甲学院校歌」、ピアノ・サックスの豪華な伴奏で、みんな心を一つにして合唱する。「60周年記念でまた会おう!」の言葉で会はお開きとなった。

その後、みんなクラブや親しい友人たちと三々五々二次会に行き、中には夜中まで旧交を温めたものがいたという。翌29日は30期ゴルフ友の会(別名ゴルフクレイジー)のコンペが新しい仲間を入れて20数名で開かれ、楽しいひとときが続いたということだ。以下の写真は、園田、江良、市や県で各種受賞のプロが写してくれたものだ。

(文責 﨑 正則)

 

ミサ後の集合写真

 

会ラストの集合写真

当日各行事参加者一覧

参加者
六甲学院見学

32名

 

井原、上垣恵、上田茂、宇治、江良、大垣、大木、太田、岡本、蔭山、

金田、紀、木下和、小泉、小林義、小山、古泉、塩崎、塩村、清水、

菅原、寺井、中田孝、橋本、平野、福嶋、前川、山崎、山村、村田良、

若山、渡邊憲

ミサ、同窓会

来賓2名同期78名

 

[来賓:山下健司先生、平井一嘉先生]

安倍、井原、池須、池田、岩佐、岩下、宇治、上垣正、上垣恵、上田茂、

江良、越智、大垣、大木、太田、岡哲、岡本、蔭山、金田、神戸、

木下和、紀、熊倉、黒田友、小泉、小林義、小山、高野、嵯峨山、崎、

古泉(佐久間)、清水、塩崎、塩村、下田、島田、白井、菅原、鈴木盛、園田、

高橋、玉田、千葉、出口、寺井、中井、中田正、中田孝、中野、中道、

中山、橋川、橋本、秦、服部、平野、福嶋、福井、房、藤澤、

前川、松浦、松岡、松本仁、水谷、村田真、村田良、森滋、森下、森近、

山崎、山村、吉田昌、若山、渡邊憲、早瀬、  ミサのみ:尾崎、緒方

ゴルフ

16名

岩佐、宇治、太田、岡本、黒田友、嵯峨山、白井、千葉、出口、中山、

平野、前川、村田真、渡邊憲、渡邊正、

 

2023年 六甲伯友会 13期 関東地区 懇親会

  • 開催日 2023.5.19(金) 13:30~15:00
  • 開催場所 有楽町 東天紅・国際フオーラム店
  • 会費  7,000円
  • 参加者(敬称略、順不同)余田夫妻、中村夫妻、藤田、山崎、山下、三池、森田 9名
  • 懇親会の概要

・この3年間に亡くなった仲間への献杯で開始

  1.   岩城泰夫(2021.6.10)今岡恒夫(2021.8.5)畑和成(2021.11.27)
  2.    稲富武二(2022.3.31)濱田 宏(2022.7.24)千原五郎(2022.10.4)
  3.   奥山成治(2022.11.23)田淵丈雄(2023.2.6)

・余儀なく欠席された新城英夫君からの、時節にあった情報の紹介。

  1.  牧野富太郎のパトロンになった京大生
  2.  4月2日からNHKで始まった朝の連ドラ『らんまん』に関する話題。
  3.  今回は植物学の牧野野富太郎に関する物語です。その中のポイントとなる
  4.  エピソードに関する話です。
  5.  研究のために膨大な借金を抱えてしまった牧野は、いよいよ生活が
  6.  立ち行かなくなり、貴重な研究資料や植物標本の売却を決意します(大正5年)。
  7.  これを新聞で知り、支援を名乗り出た人物が、神戸の大富豪の息子、
  8.  池長孟 (いけなが はじめ)でした。そのとき池長はまだ京都大学の学生でした。
  9.  しかし、「貴重なコレクションが海外に流出してはならない」と、
  10.  3万円(現在の金額で数億円)で全点購入を申し出たのです。
  11.  以上の文章は『NHK趣味の園芸』3月号の記事から小生が要約したものです。
  12.  牧野のパトロンとなった池長孟は、こうして神戸の熊内町にある自宅敷地内に、
  13.  後になって作る『池長南蛮美術館』の中に、牧野の集めた貴重な資料や標本を
  14.  整理し保管したのです。因みに、小生は今回初めて知りましたが、
  15.  多くの人が、教科書などで一度は目にしたことがある、
  16.  『フランシスコ・ザビエルの肖像画』も、この池長南蛮美術館の
  17.  コレクションの一つだそうです。
  18.  この池長孟の息子さんが、我々より一級上の池長潤先輩です
  19.  確か体操部だったと思いますが・・。神父になった方です。小学校時代はむろん、
  20.  六中生になってからも、広岡豹平・山本尚平・小倉忠・三好純一等の諸君と、
  21.  広い池長邸に入り込んでは、そんなことも知らずに、よく遊んだものでした。
  22.                                 (新城)

・参加者から、それぞれ、近況報告あり。

  1.  近年、逝く仲間が多い。
  2.  健康に留意し、来年も、会合を開きたいものとの意見も多くあり。
  3.  詳細な、データは添付の通り。

(世話人) 三池、森田

(文責) 森田

卒業65周年記念クラス会(15会)

15期生(134名)は15会(いちごかい)と称して毎年東京、神戸で個々に集まりを続けている。全体クラス会は歴代幹事の献身的な世話で、卒業40周年、50周年、60周年と実施してきた。

全員83歳、84歳と高齢化が進むと個人差が大きくなり体調不良者も増え、全体のクラス会を何時までも続けることが出来ないので締めくくりのクラス会として「卒業65周年記念クラス会」開催を決定し、5月16日(火)に神戸ホテルオークラ星雲の間で実施した。

出席メンバー28名(米国から一時帰国で参加した者、最後だからと病気を押して頑張って参加した者、奥さんの介護で参加した者もあり)、同伴夫人、物故者夫人併せて11名、合計39名の賑やかなクラス会となった。

会は、最初に物故者53名に黙祷を捧げ、献杯をし、そして乾杯をして宴会に入った。全員が「病気の話は抜き」と言う事で近況を披露し互いの無事の再会を喜び合った。最後のクラス会として対面で励まし合うことが出来一つの区切りとすることが出来た。

今回欠席連絡のあった29名の人にも近況を出稿してもらい、出席者分も含め62名から近況が寄せられたのでそれらを文集にして投稿者全員に「紙上クラス会」として配布した。欠席者も含め相互の状況が分かり「参加した気分になった」と病気で頑張っている欠席者の励みにもなっている。

15期生は仲間意識が強く15会の費用は、梅地画伯の絵画と、メンバーの寄付による勤務先の製品のオークションで費用を積み重ね、お先にと逝った仲間の葬儀に献花してきたが、今回クラス会の東京など遠方の参加者の補助、夫人参加者の補助で出納を締め、残額は少しになったが伯友会を通して六甲生の為に役立ててもらおうと思っている。

安嶋君が15期生の為にHPを開いてくれており、日常的にそこを介して情報交換をしている。今後は東京、神戸の15会を続けながら、何時まで続くかお互いを思いやり、励まし合いながら残りの人生を有意義に過ごすことになる。                     (15期 田嶋記)

 

 

OB講演会 山脇岳志氏(39期)「混沌の世界の中で~Critical Thinking(吟味思考)のすすめ~」

5月15日(月)、第16回OB講演会が行われました。講師の山脇岳志氏は朝日新聞社でジャーナリストとして活躍され、現在はスマートニュース社でメディア研究所所長を務めています。六甲時代のよかったこととして、よい仲間、先生との出会いを挙げられました。山脇さんがジャーナリストの道に進むきっかけとなったのは、故室田先生(国語科)に文章を褒められたことでした。また、外国人の神父が何人もいる学校で教育を受けたおかげで、海外アレルギーがなくなり、異文化理解にも役立ったそうです。

本題に入ると、最初にフェイクニュースを見分けるクイズがあり、会場は大いに盛りあがりました。実はフェイクニュースを見破ることは非常に難しく、写真や動画を観て、私たちはつい騙されてしまうことも多いのです。それを防ぐためには、たとえば「だいじかな(だれ、いつ、情報、関係、なぜ:情報の発信源やコンテキストを理解する)」法、「横読み(さまざまなサイトを開き、情報を横断的に確認する)」法など、いくつかの方法があるそうです。

良くない知らせもあります。いま流行りのAI技術を駆使すれば、ディープ・フェイクと呼ばれる虚構情報を簡単に流布することができます。話題のChat GPTを用いれば、「不自然でない」フェイク情報を量産できるでしょう。さらに歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏はこう言います。「私たち人間は、虚構の物語を創作して、それを信じる能力のおかげで、世界を征服した。したがって、私たちは、虚構と現実を見分けるのが大の苦手だ」と。続けて彼は「人類が文明を築けたのは『虚構』を信じるようになったから」とさえ、指摘するのです。いったい私たちはどうすればいいのでしょうか。

最も大切なのはメディアリテラシーを身につけること、と山脇さんは語ります。そのためには、①すべてのメッセージが「再構成」されていることを理解すること、②ときどきCritical Thinking(吟味思考)を行うこと、③メディアの仕組みを理解することが必要なのだそうです。

リンカーンの「意思あるところに道がある」という言葉を六甲生に贈って、山脇氏の講演は締めくくりとなりました。質疑応答の時間では、フェイクニュースに関する質問とともに、山脇さんも所属していたマスメディアのあり方について、厳しい質問が寄せられました。それらの質問に丁寧に答え、終始穏やかな表情で六甲生に語りかける山脇さんの姿が、とても印象的でした。

(40期 山岸禎一)